電気工事士として年収1000万は可能なのか? ~将来性や各年収帯の可能性・給料水準が低い理由~

電気工事士って稼げるの?

今日は、電気工事士の年収や将来性など、お金、に関することを書いていきたいと思います。

あくまで、私自身の経験則からの「推測」として書いていくので、そのあたりをご理解したうえで読んで頂ければと思います。

電気に関連する仕事はものすごく範囲が広いので、必ずしも今回の内容が全てに当てはまるわけではありません。

あくまで私が見てきた範囲での事を書いていきます。

今回も思い立った順に色々アレコレを書いていくので、必要ない部分は飛ばして読んで頂ければと思います。

知らない情報があればそれなりに面白い情報だと思ってますので、時間があればゆっくり読んでください。

特に、最後に書く、何故電気工事士の給料水準は低いのか?、の所は読んで欲しいと思います。

ということで、まずは各年収帯の話を簡単に。

年収のお話

ここからは、まずは全業種による各年収帯について色々書いていきます。

電気工事に絞った内容はもう少し後に書きますので、少しばかり余談にお付き合いください。

年収1000万の壁

サラリーマンであれ、個人事業主であれ、法人経営者であれ、1つの目標であり、高い壁として立ちはだかるのが、年収1000万の壁です。

国税庁の発表によれば、年収1000万を超える収入を得ている人は、全体の5%程度と言われています。

人数にすると、約250万人です。

これは全人口(0歳からの人口)の約2%となり、100人に2人程度となります。

つまり、休日のショッピングモールなどに行っても、すれ違う人で年収1000万超えの人はほとんどいない可能性が高いということ。

しかも、高収入帯の人の多くが、東京都内や大都市部、にいると言われているので、すごく田舎に住んでいれば、全く出会う事もないかもしれません。

また、大企業に勤めていたとしても、役職がつかないと1000万に届かない、といった声も多数あり、その場合は出世レースを勝ち上がる必要もあります。

そういった点を踏まえても、やはり年収1000万を超えるのは容易ではないでしょう。

ちなみにですが、先に結論を言っておくと、電気工事業のみで経営している会社では、年収1000万超えはほぼ無理だと言っても過言ではないと思います。

詳細についてはもうちょっと下の方に書いてますので、もうしばらく余談にお付き合いください。

年収1000万円の生活感を想像してみて下さい

年収が仮に1000万円ぴったりだったとします。

そうすると、手取りは700万円ちょっと。

ざっくり計算で12カ月で割ると、月に約60万円程度のお金が使えることになります。

どうですか?

あなたが住んでいる街では、この金額でどれだけ贅沢できますか?

地方であれば、結構な贅沢が出来ると思います。

都会だとそうでもないかもしれませんね。

人により価値観が違いますが、1000万あればかなり楽が出来ると思います。

その分、ハードルは高いですね。

しかし、ここを目標に頑張れば、達成した時の喜びはすごいとおもいます。

手取り500万(年収700万)という最初の壁

以外と知られていないのが、手取りで500万を超えるのも割と難しいという事。

手取りで500万を超えようと思うと、年収で約700万ほど稼ぐ必要があります

年収700万円帯の人も、同じように全体の5%程度なので、ここも厳しいですね。

ただ、大卒・総合職であれば、役職がつかなくてもこの年収帯まで行ける可能性があるので、壁というよりは目標として現実味はあります。

また、高卒・大卒の一般職でも、残業を含めば届く可能性もあるため、ものすごーく頑張れば届くかもしれませんね。

ちなみに私の会社でもこのぐらいは届きます。

また、個人事業主としても、これぐらいは現実的にみても可能なラインだと思います。

そして、電気工事業のみの会社だとしても、これぐらいは可能なギリギリラインだと思います。

どちらにしても、可能性はあるがかなり高い壁であることには変わりません。

年収500万超えなら勝ち組か?

国税庁の発表によると、全体の70%の人が、年収500万円以下となっています。

つまり、10人中7人は年収500万以下って事です。

町ですれ違う人のほとんどは500万以下。

そう考えると、500万を超えれば勝ち組、といっても良いのではないでしょうか?

年収500万であれば、手取りで約380万なので、月に30万程度が生活費となります。

これぐらいあれば、地方では一軒家も買えますし、普通車にも乗れるでしょう。

それが贅沢かどうかはわかりませんが、家を持っていて普通車に乗っていれば、十分ではないでしょうか?

つまり、年収500万あればそれなりの生活ができるので、サラリーマンとして円熟期を迎える40代で、尚且つ結婚して子供がいれば、正直これぐらいは欲しいかなと思います。(個人的な意見です)

そして、年収500万であれば、高卒・一般職であったとしても、十分に手が届く範囲でもあります。

年収300万円帯が最も多い

全体の約18パーセントを占めるのが、この価格帯の人達です。

ざっくり計算で、約1000万人程度と推測できます。

私の住んでいる地域のハローワークなどの求人を見ても、このぐらいの給料を提示している会社が多いです。

主に、200~300万の間ですね。

これ以上(400万程度~上)になってくると、歩合制などの営業職を除いて、ほとんど皆無です。

中には経験により待遇される場合もあるようですが、私の経験上、上限値で雇われることはほとんどないものと思います。

また、電気工事の求人でも、200万~300万の求人がほとんどでした。

高卒新卒入社であれば、この300万に届くまでに結構な時間がかかると思いますが、ほとんどの会社で300万は超えることができると思います。

目標としては、25歳から、遅くとも30歳までには到達したい金額だと思います。

また、もし結婚して子供が生まれて、マイホームを持つ、と考えたとき、この300万円ラインは最低限です。

例え田舎であったとしても、これぐらいないとかなり厳しいでしょう。

共働きも場合によっては必要かもしれませんね。

電気工事における年収

ここからは、電気工事士業のみ、に絞って書いていきます。

あくまで私の憶測ですので、そこだけはご理解頂いたうえで読んでください。

先にも述べましたが、電気工事の求人(中途採用)では、概ね上限300万程度がほとんどです。

私が住んでるのが地方都市なので、都会に比べると平均収入も低いと思いますので、そのあたりも加味してください。

基本給での年収100万円台

この給与帯(基本給のみ・以下同条件)での求人は非常に少ないとは思いますが、残業・ボーナス一切無し、といった条件だと、十分に有り得る給料の額です。

特に新卒や未経験で入社すると、もしかすると200万円に届かない可能性もあります。

稼ぐためには、残業やボーナスでどれだけ補填できるか、が焦点になってきます。

しかし、給料が安いと思ってふてくされてても給料はあがりませんので、次へステップアップするために、着実に技術を身につけましょう。

また、資格手当などがある会社もあるので、取れる資格は早めに取っておいた方がいいです。

基本給での年収200万円台

私の経験上、この給与帯で働いている人が本当に多いと思います。

そのため、残業しないと生活できない、と言っている人が多く、週6日勤務かつ残業かつ、祝日も働いている、そんな人がほとんどです。

そこまでしてやっとトータルでの年収300万に届くかどうか、といった人も多くいます。

ただ、これが電気工事士業のみを行っている会社の現状で、いかにしてここを抜け出すかがとりあえずの目標になると思います。

高卒新卒・中途経験無し、であれば、まずこの給与帯での勤務になると思います。

先に書いたように、もしかすると200万をギリギリ割り込むような人もいるかもしれません。

この現状を乗り越えるには、やはり技術と知識をしっかりと身に着け、出来れば色んな資格を取っておく事です。

3年もすればそれなりにできるようになり、5年も働けば責任のある立場になれると思います。

つまり高卒新卒なら、遅くとも25歳ぐらいまでにはココを抜ける目途を立てたいです。

基本給での年収300万円台

単純計算で、月給25万円×12カ月で、年収300万円です。

基本給としていますので、このぐらいまでくれば、後はボーナスや残業次第では、年収トータルで400万も狙える位置でしょう。

ちなみに、私の27歳ぐらいの時の給料です。

私は29歳で結婚したのですが、その時がだいたい年収320万程度でした。

残業とボーナス(そんな大きな額ではない)を合わせて約360万~ぐらい。

残念ながら、当時は残業とかもほとんどなかったので、400万を超えることは無かったと記憶しています。

私の給料のみで生活していたので、子供が産まれてなんやかんやお金がかかるようになると、楽な生活は出来ませんでした。

つまり、将来的に結婚して、子供も欲しくて、マイホームを建てて、という目標があるなら、このラインは最低でも欲しいです

まあ人それぞれ価値観が違いますが、私個人としては、結構カツカツの生活送ってましたから、ほんとここは色んな意味でボーダーラインだと思います。

企業の大小は問わず、このぐらいは電気工事士業のみでも十分に狙えます

高卒新卒入社や、経験有(5年程度~)の中途入社の人であれば、30歳を目途に、これぐらいは到達したい金額だと思います。

電気工事士業のみを営む会社でも、これぐらいは現実的ですが、ここからの伸びがかなり難しいので、独立する事や、転職を考える人も多くいます。

私の周りでも、この年収帯で高止まりしている人が多いみたいなので、地方ではよりその傾向が強いのではないかと思います。

歳を重ねれば重ねるほど転職は難しくなるので、このぐらいで30代なら、本気で将来の事を考えた方がいいですね。

人生のターニングポイントだと思います。(個人的には・・・)

基本給での年収400万円台

電気工事士業のみであれば、ほぼ最高ランクの年収帯です。

いちを念のためもう一度言っておきますが、あくまで私の憶測です。

基本給での額なので、残業とボーナス次第では、年収500万の壁を壊すことも出来ます。

ちなみにですが、求人情報などを見ていても、私はこの価格帯での求人を見たことがありません。

つまり、入社して頑張って頑張ってようやくたどり着ける額です。

つまりつまり、給料が安いからと言って転職したとしても、いきなりこの金額で雇ってくれる会社はほとんど皆無だと言ってもいいでしょう。

だから、みんな転職か独立が悩むんでしょうね・・・

とはいえ、絶対に無い、という金額ではないので、もしたどり着けそうなら辛抱して働く事を考えた方がいいかもしれません。

何故なら、他に良い所が無い可能性の方が高いからです。

年齢的な事で言えば、40代までには到達したいと思いますが、40代になると転職も難しくなるため、この金額まで到達したなら、いっそのことずっと働く事を考えた方が現実的かもしれません。

基本給での年収500万円台

単純計算で、月給約41万×12カ月となり、手取り額は約380万円。

残業やボーナス次第では、600万にも届くかもしれません。

ここまでくれば業種関係なく勝ち組といっても良いのではないでしょうか?

何故なら、全体の約70%程度の人は500万円以下の年収で働いています。

もちろんお金だけが全てではありませんが、将来の事を考えると多いに越したことはありません。

また、地方であればそれなりの暮らしが出来るはずです。

独身なら、頑張って貯金すれば数年で高級車が現金で買えます(笑)

電気工事士業のみの会社だとすると、それなりの会社で、尚且つ役職が付いて、ようやくたどり着ける金額だと思います。

失礼な表現になりますが、小さい個人経営の会社では、かなり厳しい金額でしょう。

ほぼ夢のような金額なので、もしこの金額に到達したなら、変な夢を見ず、現実をみて実直に勤めた方が安泰です。

手取り500万円(年収700万円台)

私の知ってる限りでは、それなりの企業で、かつ役員クラスの年収です。

電気工事士業のみの会社で、尚且つ、雇われの従業員(役員等含む)であれば、ほぼ上限値だと思ってもいいかもしれません。

さらにもう一度言いますが、あくまで私の憶測です。

ここまで来ると、イチ従業員としてではなく、個人事業主として独立している人の方が多い印象ですね。

つまり、電気工事士業のみで生計を立て、尚且つ、稼ぐ、という気持ちがあるなら、いっそのこと独立起業したほうが可能性は高いでしょう。

もちろん、独立すれば色んなリスク等もありますので、それが正解とは言えませんが・・・

夢の年収1000万円台

はっきり言って、ほぼ無理です。

そもそも、大企業でも1000万超えの人は数パーセントです。

そして、電気工事士業のみを営む大企業というのは、私の知る限りでは存在しません。

つまり、電気工事士業のみの会社で、雇われの身で1000万超えはまず無理という結論です。

いちを言っておきますが、諦めましょう、ということではなく、超えたいなら人の何倍も努力しなければならないという事です。

独立起業し、従業員を雇い、会社を大きくすれば、経営者としては狙えます。

上位5%に入るわけですから、それ相応の覚悟が必要です。

おまけで世帯年収1000万円台について

世帯年収(夫婦共働き)で見ると、1000万円台の割合が一気に増えます。

その差なんと2倍の10%超えです。

また、700万円を超える世帯は、全体の30%程度となっていますので、いかに共働きの夫婦が多いのかが分かります。

全体と世帯とでの比較なので、すっぱりと区別することはできませんが、結婚してそれなりの生活を送るには、共働きも選択肢の一つとして考えないといけないでしょう。

電気工事士業に将来性はあるのか?

よくネットなどで見かける議論ですね。

個人的な考えを言わせて頂くと、仕事、という点で見れば将来性はあるでしょう。

世の中から電気が無くなることは考えにくいですし、建造物はいつか建て替えられます。

それに伴い電気設備の工事が行われますから、世の中全体で見れば仕事がなくなることはありません。

ロボット、AI、などのワードも良く見かけますが、私たちが生きている間に、全ての仕事をロボットが代わりにできるようになるって事はまずないと思います。

自由自在に動いたり、細かい作業をしたり、やはり人間でないと無理でしょう。

ただ、ここに「給料」というワードが入ってくると、話が変わってきます。

電気的に何かしらの進歩があり、電気工事士業にバブルが来れば業界の景気も上がるでしょう。

しかし、これから先そんなに進歩は無いと思うんです。

一時は太陽光や光ケーブルでの工事が増大したみたいですが、太陽光は規模によっては電工資格ではできませんし、光ケーブルはそもそも通信の資格です。

つまり、結局は大元の会社が一番儲けたわけで、下請けでの工事業者はちょっと儲かったかなぐらいです。

中には一気に伸びた会社もあるみたいなので、いかに自分の会社がうまく波に乗るかってのもありますね。

そういった事が無ければ、業界全体で給料水準が上がって、ウハウハだぜー、みたいな事は無いと思います。

まあ仕事がなくならないだけでもありがたいと思えるかどうか?

このあたりは、結局のところ個人の価値観なので、異論は認めます。

ここで言う電気工事士業とは

少し遅くなりましが、今回の記事で書いている、電気工事士業のみ、というのは、第二種および第一種電気工事士の資格範囲内で出来る規模の仕事のみ、という事です。

例えば、大手電力会社等が持つ大規模工場内の仕事などは、これらに含まれません。

また、航空機、船舶、メンテナンス業務のみ、設備設計等も含んでいません。

電気工事というくくりでみると、かなり広い範囲で行われていて、色んな業務があります。

それら全てを含むのはちょっと違うかなと思ったので、今回は省いています。

第一種電気工事士の範囲

自家用電気工作物の内、最大電力500キロワット未満の需要設備

第二種電気工事士の範囲

電力会社から、低圧で受電している場所の一般用電気工作物

となっていますので、それらの範囲を対象としています。

電気工事士の給与水準が低い(と言われている)理由

給与水準が低いと言われている?電気工事士業ですが、他にも給与水準が低い業界はあります。

ただ、危険を伴う仕事の割には安い?、というのは良く聞きますし、私個人でもそう思っています。

何の基準を持って安いというかは人それぞれですから、一概には言えませんが・・・

という事で、本題に入っていきます。

電気工事士の仕事と言うのは

マンパワー = 売り上げ

というのが大前提です。

例えば、電気工事士の方が、家でリモートワークってまずないですよね。

基本的には、現場で電気工事をしてナンボの世界です。

つまり、会社の売り上げを上げるためには、どんどん仕事を取る必要があります。

取った仕事をこなすためにはマンパワーが必要です。

マンパワーが必要ということは、それだけ人件費が多くなると言う事です。

勘が鋭い人はもうなんとなくわかったと思います。

マンパワーを増やすと、一番の必要経費である、人件費、が利益を圧迫するため、結局のところ、純利益自体はそんなに爆発的に増えません。

例えばですが、ネット関連企業などであれば、極端に言えばインターネットを通じて世界中の人を相手にできますが、電気工事はそうはいきません。

つまり、仕事を取ってどんどん会社が大きくなったとしても、従業員をたくさん雇わなければならないし、従業員が多くなればなるほど、それに伴う給料以外の出費も大きくなります。

それに、工事単価というのは一部を除きそんなに莫大な金額ではないので、一人当たりに払える給料にはどこかで限界が来ます。

分かりやすく金額計算すると・・・

※あくまで例え話です※

5人で1000万の仕事を三カ月で行う。

その他経費と会社の利益で、500万程を見込む。

残り500万を5で割ると、一人当たり100万円。

三カ月の給料に充てると、一人当たり月給33万となります。

すごくざっくりとした計算ですが、これ以上の給料を従業員に払うと、会社は赤字もしくは利益を削るしかありません。

つまり、この金額での仕事しか請けてない場合、従業員の給料は一生この金額のままです。

だけど、それだと熟練の職人さんは離れて行きますよね?

だから、未経験や新卒の方は極端に給料が安く、そのぶんを職人さんに多く払っているわけです。

また、このような仕事を10現場取って来たとしても、単純に従業員が10倍必要ですから、結局会社の純利益はそんなに伸びないわけです。

さらに言うと、仕事がなくなったときに、これだけの従業員を養えなくなりますから、会社は人員増に慎重にならざる負えません。

つまり、どれだけ会社が大きくなったとしても、利益自体はそこまで伸びないうえに、過剰人員のリスクもあるので、結局のところ、大企業、とまではなりえないということなんです。

まああくまで例え話ですし、これは電気工事だけに限った話ではありません

さらに突っ込んだ話をすると・・・

工事代金の支払いに関してですが、これは全て現金前払いで支払われるわけではありません。

後払いだったり、約束手形での支払いもあります。

約束手形に関しての詳細は割愛しますが、ようは、すぐのすぐに現金で支払われないということです。

その場合、会社はその間の支払いを会社資金で賄わなくてはなりません。

従業員の給料や必要経費などですね。

これに関しても、従業員が多ければ多いほど会社の負担になりますから、こういった時の為に、会社は利益として資金を蓄えておく必要があります。

つまり、利益を削って従業員の給料を上げるってのもちょっと無理があるんです。

従業員側からしたら、会社ばっかり儲けやがって、なんて思っている人もいるかもしれません。

しかしそんなに会社経営は甘くはありません。

小さい事を言えば他にもありますが、以上の事から、電気工事士業のみでは、莫大な利益を上げにくいため、従業員へ高収入を払うのは厳しいというのが現状です。

それでは、どうやって稼げばいいのか?というのをここから書いていきます。

電気工事士業で稼ぐためには???

何度も言いますが、私の個人的な考えです。

全てがそうとは言えませんが、自身の経験や、色んな人を見てきたので、それらを元に書いていきます。

大雑把にどんどん書いていきますので、少しでも参考になれば・・・

①電気工事士業だけではない会社に入社する

ここまで書いてきた内容と少し矛盾する部分がありますが、電気工事、ということでひとくくりにして書いていきます。

そのあたりはご了承ください。

では本題に・・・

例えばですが、大手電力会社でも、電気工事の仕事というのはあります。

求人枠にも、電気工事士での求人もあります。

他にも、大手企業や関連子会社での電気事業部であったり、大規模製造業の工場メンテナンスであったりと、様々な企業に電気関連の部門はあります。

そういった企業に入社することが出来れば、電気工事士としても安定した給料と将来に希望が持てると思います。

ただし、電気工事士としての仕事だけではなく、それ以外の仕事をしなくてはならない可能性もありますので、一概に電気工事士として区切れるわけではありません。

また、超大規模な現場(資格範囲外)というのは、電気工事士の資格ではなく、主任技術者の資格を持った人を先頭に作業することになるので、電気工事士の資格範囲内での仕事がない可能性もあります。

そのあたりを気にせず、電気工事は電気工事でしょ、と割り切って就職できるなら、そういった企業を探してみるのも一つの進路だと思います。

ちなみに、私が勤めた大企業も、どちらかと言うとこのパターンですね。

とある大企業の、電気関連部門、に入社しました。

実際には、ほとんどデスクワークで、電気工事の仕事はほとんどしていません。

ただ、設備の事を知らないといけないので、知識だけは色々身に付きました。

また、今まで仕事上で付き合いがあった企業も、大きい企業はほとんどがそういった企業です。

もちろん、それなりの企業だからと言って、みんながみんな高収入って訳ではありませんよ。

電気工事士として入社する場合、一般職での入社、現場サイドでの入社、となることが多いので、やはり大卒・総合職での入社よりも低い場合がほとんどだと思います。

②独立開業する

これが一番王道かもしれません。

王道って表現があってるかどうか分かりませんが、電気工事士業のみで稼ぎたいなら、独立一択かと思います。

とはいえ、独立すれば工事だけではなく、経営に関する知識も必要になるし、仕事がなくなるといったリスクもあります。

一概に独立がいいとは言えませんが、稼ぐことを重視するなら、より可能性は高いと思います。

ただ、個人事業主として、自分だけ、のマンパワーでは、結局ほとんど変わらないかなと・・・

今まで色んな人に話を聞きましたが、300万~600万ぐらいの人が多かったので、それ以上となると、従業員を雇ってそれなりの仕事を請ける様にならないと厳しいと思います。

職人さんって、一人で黙々と仕事するのが好きな人が多いみたいなので、一人が気楽で楽しいって言ってる人も多くて羨ましいと思いましたね。

大きい仕事は取れないみたいですが、腕があればそれなりの金額で仕事をおろしてもらえるみたいです。

③副業で工事を行う

例えばですが、知り合いの家のリフォームであったり、休日の超短期工事であったりと色々ありますが、電気工事士範囲内の仕事は資格保有者しか行えませんから、そういった仕事を副業として行えば、月に数万程度は上乗せできるかもしれません。

会社によっては禁止されている所もあるでしょうから推奨はしませんが、そういった方も多くいるみたいですよ。

特に超短期突発工事は、日当が言い値(とは言え上限は5万程度)で振ってくれる事もあるので、休日を潰しても取ってくる人が多いみたいです。

例えばですが、とある施設の電気設備で不具合が出て、どうしても今日来て欲しいという仕事で、日当3万プラス交通費は請求しますよ、といった感じですね。

もちろん、工賃や材料費は別途会社側から客先に請求するのですが、仕事自体が言い値みたいなものでもあります。

客先→元請会社で人員を用意できない→職人さんに工事だけお願いする

といった流れです。

超突発工事だと、どうしても人員を用意できない時もあるので、そういった場合は外注することも度々あるみたいです。

何度も言いますが、実直に現場で作業してナンボの世界だと思うので、どのような方法であれ、いきなり高収入は難しいと思います。

特に手取り500万超えを目指すにはかなりの努力が必要かと思います。

まとめ

色々書いてきたので、ごちゃごちゃしすぎてるかもしれませんが、言いたいことは2つ。

①電気工事士で高収入を目指す事は、非常にハードルが高いという事

②電気工事士の仕事がなくなることは考えにくいという事

電気は生活になくてはならないものです。

そしてそれに携わる電気工事士もまた同じです。

電気工事士だけではなく、どの業種にも言える事ではありますが、みんながみんな高収入なわけではありません。

給料が上がらなかったり、ボーナスが無かったり、どの業種でも同じような会社はあります。

それでモチベーションが上がらないこともあるでしょう。

しかし、文句を言ってるだけでは何も変わりません。

生活が出来ているだけましか、と思って現状を受け入れるか、もっと上をみて頑張るか、それは自分次第です。

私も色々独立に向けてがんばっています。

それが正解かどうかわかりませんが、私は上を見て行きたいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル 大




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル 大